Macで画像のリサイズをする時は「sips」コマンドが便利だった
はじめに
数十枚程度の画像をリサイズを掛けたいが、専用のツールを入れるまでもない(次にいつ使うのか…)って時にはsips
コマンドが便利です。
コマンド
sips -Z 100 *.jpg
※cd
などで処理を行いたいディレクトリに移動しているものとする。
解説
sips
画像処理に使うコマンド
-Z
縦横比をキープするオプション
100
最大サイズをピクセルで指定する。
最大のサイズなので、縦か横のどちらか大きい方が100ピクセルになる。この場合は、縦横比をキープするオプションが付いているので、小さい方は縦横比がキープされたサイズになる。
例えば縦が200ピクセル、横が100ピクセルの画像がある場合、このコマンドを使うと、縦が100ピクセル、横が50ピクセルに変換される。
*.jpg
拡張子「.jpg」で終わるファイルすべてを処理の対象にする。 なお、既存ファイルはすべて上書きされるので、必要であればバックアップを取るなりすること。
備考
今回の場合、画像のリサイズだけが目的だったので、簡単なコマンドになっていますが、sips
コマンドでは以下の様なことが出来るようです。
- 画像のフォーマット変換
- 画像の回転、反転
- 画像の切り出し
- アスペクト比を変更する形のリサイズ … などなど
日常的に画像を編集する場合は専用のツールを入れたほうが良いと思いますが、半年に一回とか、たまーに画像を編集するぐらいならコマンドでバコーンとやるのもありだと思います。