東プレ キーボード REALFORCE91UBK-S インプレッション
1年半ほどRealforceを使ってきたのでインプレを。
大雑把な印象
キーボードの基本的で最も大事な部分をひたすら極めていったキーボードというような感じ。
基本的で最も大事な部分というのは、"文字を早く、正確に、疲れずに打てる"という部分。
なのでキーボードが入ってる箱はもろダンボールのまんまだし、キーバックライトはないし、それどころかCaps Lockのランプすらないし、アプリケーションを起動させるようなギミック的なボタンもないしで、人によっては「2万円もするのにこの程度?」と思うかもしれないので、そういうゴテゴテしたのが好きな人にはおすすめしない。
静音モデルについて
このREALFORCE91UBK-Sは静音モデルということで、通常の製品より打鍵音が小さめに作られている。
別のREALFORCEとくらべてみたこともあるが、確かに多少(2〜3割ぐらいかな)音が小さくなっていることが確認できた。
とは言え通常モデルよりも3000円ほど高いので、キーボードは静かじゃなきゃイヤだという人以外は、通常のREALFORCE91UBKを購入しても良いと思う。FILCOなどのメカニカルキーボードと比べると、普通のREALFORCEでもだいぶ静かなので。
なお、通常のモデルと静音モデルの差は型番に「S」が付いているか否か。Sが付いている方が静音モデル。付いてないのが通常モデル。
ここがいい
打ち心地が良い
これの前に使っていたアーキサイトのメカニカルキーボードと比べて打ちやすさに遜色はなし。キーの荷重が低いのに加え、一番下までストロークせずに打てるので、アーキサイトの茶軸キーボードよりも楽かもしれない。
ただし、メカニカルキーボードが打鍵時に指へのクリック感があるのに対し、Realforceはストンという感じでクリック感はやや鈍い感じがする。
このあたりは人の好みとしか言えないけれど、私の場合はクリック感はわりとどうでもいいので気にしていない。
打鍵音が静か
茶軸のメカニカルキーボードと比べ非常に静か。
割りと強めにタイプしてもパンタグラフのよくあるキーボードと同じか、もっと静かといっても良いぐらい。
このモデルは静音モデルということもあり、深夜や早朝にガタガタ打っても周りに気を使うことはないはず。
カナ表記がない
キーボードがカナ表記でごちゃごちゃせずにシンプルで良い。好みの問題だけども。
テンキーがない
テンキーなどいらぬ! 優先するはホームポジションとマウスの移動量だ!
という私みたいな人にはおすすめ。
変態配列じゃない
このRealforceはフルサイズキーボードからテンキーをぶった切ってそのままという具合なので、フルサイズのキーボードと何ら変わらない。テンキーがないだけ。
テンキーレスになった途端に、HomeとかDeleteとかがよく分からんレイアウトに飛ばされるようなこともない。
もうちょっとがんばってほしい
Caps Lockのランプがほしい
高いキーボードによくあるようなギミックのようなものは何一つとしてない。
せめてCaps Lockのランプぐらいは欲しいというのが本音。
というか、Caps Lockのランプがないのでキーボードを見てもOnOffの判別ができないので、パスワードとかの打ち間違いに注意。
USBケーブルが取り外せない
あんまり取り外すこともないかもだけど、USBケーブルを取り外すことができない。
ちょっと短いケーブルに変えるとか、断線した時にケーブルだけ買って対応するというようなことは無理。
とは言え、かなり太いUSBケーブルなので余程のことがなければ断線しないと思うけど。
お値段が…
高級キーボードの代名詞のRealforce、しかも静音モデルということでかなり良いお値段がする…。値段分の価値はあるし、10年ぐらい使えるらしいので十分元は取れると思うけど、やっぱりちょっと高いよね。
個人差かもだけどポジションがシビア(な気がする)
他のキーボードと比べて、ポジションがシビアな気がする。 キーボードと身体の位置がずれていたり、キーボードに対して斜めに座ってたりすると、とたんにミスタイプが増える。なんとなく、ポジションのスイートスポットが狭い印象。
まとめ
こんな人におすすめ
- 最高峰のキーボードを使ってみたい人
- 文章作成やコーディングを快適に行いたい人
- テンキーなどいらない人
- キーボードにタイピング以外の機能は求めていない人